日常生活で身近になっているAI技術。最近では自動車や家電、メイクアップなど様々なものに活用されています。
今後もAI技術が発展することから、「AIエンジニア」の需要はますます伸びていくと言われています。
将来性がある仕事として注目されていることもあり、今までAIに携わっていない方でも「AIエンジニア」への転職を考えている人も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では30代未経験でも「AIエンジニア」になることは可能なのか、また転職して採用される確率はどれくらいなのかを解説します!
30代未経験で「AIエンジニア」の転職を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
30代未経験でもAIエンジニアになることはできる?
「30代だし未経験だと転職は厳しいのでは?」「AIエンジニアって経験者しか採用されないのでは?」といったイメージを持つ方も多いと思います。
結論から言うと、30代未経験でも「AIエンジニア」になることは可能です。
しかし、IT関連分野の経験がないと「AIエンジニア」になるのは難しいと言えます。
IT関連分野とは、具体的に言うとデータ分析職種や、システムエンジニア、ウェブマーケター等の経験です。
こういった業務経験は「AIエンジニア」の業務でも大きく活かすことができるので、転職に有利になる傾向があります。
「AIエンジニア」と聞くと、パソコンを使って黙々と作業を行うイメージかもしれませんが、実はクライアントとのやり取りや提案などビジネスマンとしての能力も問われるんです!
AIエンジニアの基本的な情報や身に付けるべきスキルは、以下の記事で詳しく解説しています。
AIエンジニアという呼称は現場ではあまり使われない
そもそも、「AIエンジニア」という職種はないのを知っていますか?
実はAIを使った業務は、「データサイエンティスト」や「機械学習エンジニア」など様々な種類があるのです。
こういった業務をまとめて「AIエンジニア」と呼んでいる人は多いですが、現場ではあまり使われることはありません。
職種によっても適正能力が違ったり技術面のスキルも変わってくるため、まずは「AIエンジニア」と呼ばれている職種がどういうものなのかを見ていきましょう。
AIエンジニアと呼ばれている職種一覧
AIを使った職種は「データサイエンティスト」「機械学習エンジニア」「データエンジニア」「データアナリスト」などがあります。
どの職種もAIを使った職種には変わりがないので、最初に行う基本的な学習は同じです。まずは、自分が向いている職種を確認してみることをおすすめします。
「AIエンジニア」と呼ばれている職種の業務と向いている人を解説します。
職種 | 業務 | こんな人が向いている |
データサイエンティスト | データの分析・解析 データ結果を活用しクライアントへ提案 |
クライアントのビジネス課題を理解して最適な提案ができる人 バランス良く器用にこなせる人 |
機械学習エンジニア | システムや複雑なアルゴリズムの実装 機械学習を用いたアプリ開発やWeb開発 |
1つのことをどんどん深掘りしていきたい人 とにかく開発スキルを極めたい人 |
データエンジニア | データ活用のための基盤を作成 必要なデータの整理 |
緻密で繊細な作業が好きな人 ミスを見つけてすぐに修正できる人 |
データアナリスト | データのビジュアライズ化 BIツールを活用しクライアントへ提案 クライアントへのプレゼン支援 |
クライアントのビジネス課題を理解して最適な提案ができる人 コンサルやマーケティング業務を行っていた人 |
どの業務も共通して言えるのは、数字や分析が好きな人、計算が得意な人が向いていると言えます。
未経験で「AIエンジニア」に興味がある人は、まずは統計学やプログラミングなど基本的な情報に触れてみることから始めましょう!
データサイエンティストの仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。
機械学習エンジニアの仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。
データエンジニアの仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。
データアナリストの仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。
30代未経験からAIエンジニアになる方法
先ほどの通り、基本的には全くの30代未経験から「AIエンジニア」になるのは可能ではありますが難しいと言えます。
IT関連分野の経験があれば転職に有利にはなりますが、もし専門性を活かした経験をアピールできない場合は一から独学でデータサイエンスやIT関連知識を勉強する必要があります。
方法としては、機械学習に関する知識を身に付けて実際に実践してみると言った、知識→実践を繰り返すのが良いでしょう。
もちろん、独自で実践するだけではなく30代未経験から「AIエンジニア」になるには、20代未経験の人よりも高いレベルで習得する必要があるため、より客観的に実務遂行能力があることを証明する必要があります。
客観的に実力を証明する方法としては、Kaggleに出場しメダルを獲得することや機械学習アプリをポートフォリオとして作成するなどが挙げられます。
こういった、未経験でも実務遂行能力をアピールすることで「AIエンジニア」になることが可能です!
どういう人が採用されやすい?
もちろん、スキルなど能力面は大切ですが、同時にそれまでに培ってきた業界経験やドメイン知識があるとより転職が成功する可能性が上がります。
例えば、メーカーにおける企画営業の経験がある場合は同業種のメーカーのDX関連部署へ転職できる可能性が高いです。
IT関連分野における経験が無かったとしても、ビジネス能力が必要とされる業種もあるのでコンサルやマーケティング業務などの実績がある人はぜひアピールしましょう!
AIエンジニアの面接対策は、以下の記事で詳しく解説しています。
未経験から転職した人のエピソード
当メディアを運営しているエスタイルは、9割以上のメンバーが業界・職種未経験からのスタートです!
その中でも、30歳を前に未経験からエンジニアに挑戦した中村さんのエピソードを紹介します。
中村さんは、新卒から4年半ほど長崎で発電プラントの設計職をやっており、エンジニアの仕事に生かされる内容はほとんどやってきていませんでした。
強いて言うのであれば、大学で少しプログラミングをしていたので言語を読むことに耐性があるくらいです。
ですが、大学院で機械工学を専攻し金属材料を研究していたことや、金属材料の組織劣化シミュレーションを研究していた経験があり、研究面やアカデミックな分野を自分自身の強みとして、エンジニアのスペシャリストを目指すことにしたそうです。
その結果、未経験で転職することができ、エンジニアとして活躍することに成功しました!
安全性や緻密性が求められる前職は、今の業務にも大きく活かされているとのこと。
こういった、自分の強みややってきたことがどのような形でAI業務に貢献できるかどうかを分析するのも重要なポイントとなってきます。
中村さんのエピソードはwantedlyで詳しく紹介しています。
ぜひ30代未経験から「AIエンジニア」を目指している人は参考にしてみてください!
エスタイルでは30代未経験からAIエンジニアへの挑戦を歓迎!
当メディアを運営するエスタイルでは「AIエンジニア」を募集しています!
エスタイルのメンバーは、9割以上は業界・職種未経験でほとんどの人が未経験からのスタートですが、活躍の場を広げています!
もちろん、AI技術などの事前知識は必要ですが、最短2ヶ月の導入研修を行っているので、入社してから必要なスキルを習得することが可能です。
メンバーは「AIを用いてこういうことがしたい!」「こういう夢がある!」といったモチベーションが高い人が集まっているので、30代からでも成長していくことができます!
ぜひ、今の仕事からキャリアアップしたい人や「AIエンジニア」を目指したい人はお気軽にご応募ください!
皆さまからのご応募お待ちしております!
▼エスタイルの業務や環境が知りたい人はこちらも参考にしてみてください!