AIエンジニアになるには、やっぱ専門の大学に入った方がいいのだろうか?
AIエンジニアを目指そうと考えた時、このような疑問を抱く方も多いのではないでしょうか?
この記事では、AIエンジニアになる上で専門の大学に入るべきかどうかや、大学に入学するメリットと大学に行かずにAIエンジニアを目指す方法も紹介します。
また、大学でAIの研究をし、2020年に新卒でAIエンジニアとしてエスタイルに入社した萩原くんにインタビューしました。
大学で習得できるAIエンジニアに必要なスキルなどを具体的に聞いているので、ぜひ参考にしてみてください!
AIエンジニアに特化した大学も登場
近年では、AIエンジニアの需要が高まっていることからAIエンジニアに特化した大学も年々増えてきています。
未経験採用を行っていない会社でも、新卒採用は行っているケースもあるため就職を目指す企業の選択肢の幅が広がるメリットがあります。
AIエンジニアに特化した大学に進むことで、早いうちからAIエンジニアへの知識やスキルを経験できることから進学も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
AIエンジニアを目指せる大学例
2024年時点で、AIエンジニアを目指せる大学の例を見ていきましょう。
- 滋賀大学データサイエンス学部
- 横浜市立大学データサイエンス学部
- 武蔵野大学データサイエンス学部
- 東京工科大学コンピュータサイエンス学部人工知能専攻
- 立正大学データサイエンス学部
- 大阪国際工科専門職大学
- 開志専門職大学
- 日本工業大学
- 東京国際工科専門職大学
- 大和大学
- 神奈川大学
ここで紹介した大学はあくまで一部ですが、大学から短大まで全国で年々AIエンジニアを目指せる大学が増えています。
気になる大学が、AIエンジニアの勉強に特化している学部があるのか調べたい場合は「データサイエンス学部」「情報学部」などが設立されているのかをチェックしてみましょう。
AIエンジニアに特化した大学に進学すべき?
結論から言うと、AIエンジニアを目指すにあたって、AIエンジニアに特化した大学に必ず進学しなくてはいけないわけではありません。
しかし、独学で勉強するにはかなりの勉強量と時間が必要となるため、他の大学に進学してメインの勉強をしながらAIエンジニアの勉強をするのはかなり大変だといえるでしょう。
そのため、高校や高専に現在通っていて、AIエンジニアを目指しているのであれば、勉強できる環境が整えられているAIエンジニアに特化した大学を探すのがおすすめです。
AIエンジニアに特化した大学に進学することで、以下のようなメリットが挙げられます。
IT関連の知識を詳しく学べる
AIエンジニアを目指す大学に進学した場合、ほとんどの学生は完全に初心者から目指すことがほとんどです。
そのため、本当の基礎の基礎から教えてもらえるので、AIやITの知識を1からしっかりと勉強することができます。
独学で本やネットで調べる場合、基礎知識を知っていることが前提で記載されているものも多く、挫折してしまうケースも少なくありません。
全く分からない状態からスタートする場合は、大学での勉強はメリットと言えます。
分からないことはすぐに教授に聞ける
独学で勉強する場合、分からないことがあったらそれを解決するために、自分で本やネットで調べなければいけません。
一方で、大学の場合は分からないことがあれば、すぐに教授に質問して解決することができるので、疑問点を解決してインプットするまでの速度が早いです。
また、抽象的な質問や自分が苦手としているポイントの解決案が聞けるので、より具体的な回答が得られるのもメリットと言えるでしょう。
高度な最先端の技術に触れられる
AIエンジニアに特化した大学では、最適に学習できる環境が整えられてるため、高度な最先端の技術に触れることができます。
本やネットの知識だけでなく、実際に技術を見ながら学習することができるのでアウトプットできる機会も多いと言えます。
また、大学では頻繁にセミナーや体験会を開催しているため、実際に現役のエンジニアの技術を見ることができたり、質問できたりとスキルアップができるチャンスも多いです。
新卒から活躍することができる
AIエンジニアに特化した大学では、AIエンジニアの新卒採用を行っている会社の募集要項を多く持っているケースが多いです。
そういった会社に就職することで、大学で身に付けたスキルを新卒から活かして活躍することも可能です。
中には、大学で好成績を残した場合は、教授やOBからの紹介でオファーが貰える場合もあります。
また、応募したコンペの成績によっては、クライアント企業からスカウトをもらってそのまま社員として活躍できるチャンスもあるでしょう。
AIエンジニアのスキルをそのまま仕事にすぐに活かすことができるのは、メリットですね。
大学に行かずにAIエンジニアを目指す方法は?
既に就職している場合や、別の大学に入っている場合は独学でAIエンジニアを目指しましょう。
独学と言っても、本やネットで調べて知識を身に付けるのももちろんですが、実績を積むのが一番おすすめです。
エンジニアは知識だけでなく、スキルが最も重要とされています。
そのため、完全に初心者から始める場合は練習問題をこなしたり、クラウドワークなどで簡易的なクライアントワークをこなして実績をつくるのがおすすめです。
コンペに参加するのも方法の一つ
目に見えた実績が欲しいという方は、Kaggleなどのコンペに参加するのも方法の一つです。
Kaggleとは、世界中の機械学習エンジニアやデータサイエンティストが挑戦しているコンペのことです。コンペでは、エンジニアとしてのスキルを競い上位成績を目指します。
「いきなり初心者が参加しても…」と弱気になるかもしれませんが、Kaggleでは、上位入賞者のコードが見れたり同じエンジニアに質問できたりとスキルアップができる環境が整えられています。
コンペの参加に自信がない方は、順位が表示されない練習問題も用意されているのでまずはそこで経験を積むのもおすすめです。
コンペは、Kaggleだけでなく日本・海外問わず様々なものがあるので、独学でAIエンジニアを目指す方はもちろん、大学で勉強する方もぜひ一度チェックしてみてください。
コンペからAIエンジニアのオファーがもらえるケースもある
コンペによっては、好成績を残すと企業からオファーがもらえるケースがあります。
例えば、インドの大手コンペサイト「Analytics Vidhya」がオファーつきのコンペを実施しており、世界で活躍したい方におすすめです。
また「SIGNATE」や「DCASE CHALLENGE」などは日立製作所やソニー、三菱UFJフィナンシャル・グループなどの大手企業が主催になっているコンペが開催されており、実績作りにも有効でしょう。
企業にAIエンジニアになるためのアピールもできるため、大手企業のコンペにチャレンジするのもおすすめです。
AIエンジニアを目指すなら大学は入学するのがおすすめ
必ずしもAIエンジニアに特化した大学に入学しなければいけないわけではありません。しかし、高卒から大学に行かずにAIエンジニアを目指すのはあまりおすすめしないでしょう。
なぜなら、AIエンジニアの募集要項が、4年制大学卒業もしくは大学院卒業が必須になっている企業が多いからです。高専も可能としている企業もありますが、基本的に高校卒業は募集要項を満たさないケースが多いでしょう。
そのため、高卒がネックとなり、希望の企業に行けない可能性を考えると、AIエンジニアを目指すなら大学に通いながら勉強するのがおすすめです。
当メディアを運営しているエスタイルの必須条件は以下なので、ぜひご参考ください。
- 大学院(修士・博士)卒・修了見込みの方
いずれかに該当する方- 学生時代に理系の学部・学科を専攻をされていた方で数学(線形代数・微積分)が得意
- 機械学習(画像・自然言語・構造化データ)、Deep Learning、LLMのいずれかに関する知識・知見がある(独学OK)
AIエンジニア萩ちゃんにインタビュー!経歴(出身大学・学部)は?
では、ここからはAIエンジニア萩ちゃんにインタビューしました!
大学や勉強方法について聞いたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
大学で習得できるAIエンジニアの必要スキルは?
AIエンジニアになるために大学に入り直すのはおすすめしない
エスタイルは未経験からのAIエンジニアを募集!
エスタイルは、新卒採用はもちろん、中途の未経験からのAIエンジニアを募集しています!
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エスタイルのメンバーは9割以上が未経験からのスタートですが、現在ではAIエンジニアとして活躍しています!
もちろん、研修やオンボーディングなど、初心者からでもAIエンジニアを目指せるための環境が整えられているのでご安心ください。
現在募集しているポジションは、以下の3つです。
- データエンジニア
- データコンサルタント
- データアナリスト/BIエンジニア
- データサイエンティスト
- AIエンジニア
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エスタイルでのAIエンジニアの仕事内容
エスタイルでのAIエンジニアの仕事内容は下記が例です。
- Deep Learningを含む機械学習(画像・自然言語・構造化データ)の最新技術調査
- モデルの作成、PoCの実施、精度性能評価
- 統計解析・因果推論などの統計モデリング
- 数理最適化などの数理モデリング
- 予測モデル構築・可視化
- 各種モデルの商用実装
また、実務では英語の論文を読み、実際に扱えるか検証していくことが多くあります。よって、研究の経験がある方や読み書きレベルの英語を扱える方は有利に働くでしょう。
未経験からの基礎研修では、先輩社員がメンター担当としてつくので、実務経験がない方でもご安心ください。
皆さまのご応募、お待ちしております!
▼エスタイルの業務や環境が知りたい人はこちらも参考にしてみてください!
AIエンジニアの基本的な情報や身に付けるべきスキルは、以下の記事で詳しく解説しています。