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メンバーインタビュー

2Member Interview

Profile

S.Suzuki
大学卒業後、大手不動産企業へ入社しカーシェアリング事業の事務管理やコインパーキング事業の営業として従事。趣味のゲーム作りを通じてプログラミングの面白さを知り、技術領域に惹かれて2020年にエスタイルへ転職。現在は食品メーカーの商品需要予測など、複数のプロジェクトを並行して担当している。
エスタイルに入社した理由は?

私は文系出身で、もともと技術とは無縁の人間でした。そんな自分がプログラミングに興味を持ったきっかけは、元来のゲーム好きが講じて「自分でもゲームを作ってみたい」と考えたこと。実際にやってみると面白くて、どんどんハマっていったんです。

一方、仕事は技術とは無関係の営業職で、大手企業の看板に頼って成果を出す日々。市場で求められるスキルを身につけて年収が上がるというより、社内営業で出世していくような将来が見えていました。趣味でやっているプログラミングを仕事にできないだろうか? 自分1人の力で紡ぎ出す価値を作れないだろうか? そう考えて転職活動を始め、ゲーム会社やウェブサービス会社の求人を眺める中で出会ったのがエスタイルでした。「データサイエンティスト」や「AI」という単語を見て、自分もこの領域で働いてみたいという思いが膨らんでいったのを覚えています。

最新の技術領域で、自分にしかできない仕事をしてみたかったんですよね。このまま大企業に残ればラクかもしれないけど楽しくない。大企業を飛び出せばラクじゃないだろうけどきっと楽しい。考えた結果、後者を決断し、腹をくくって転職しました。

現在の仕事内容は?

研修を経て、食品メーカーの新商品の需要予測に関わるプロジェクトにアサインされました。欠品や在庫ロスを防ぐため、さまざまなデータをもとに商品が1カ月でどれくらい売れるかを予測する業務です。現在は並行して2〜3のプロジェクトを常時担当。社会へのインパクトが大きいプロジェクトや、自分の出した報告結果が大きな意思決定につながるプロジェクトもあり、プレッシャーを感じることもあります。同時に、10人以下という小さな規模のプロジェクトであるにも関わらず、大企業の意思決定の一翼を担っていることには、大きなやりがいを見出しています。

私の場合は前職が大企業だったので、大企業ならではの組織文脈を理解できることも強みになっているのかもしれません。クライアントの担当者は、意思決定者である役員や部門長から指示を受けて動いています。担当者とやり取りをした後に、先方の社内でどんなことが起きるのかを想像して動くことも大切。物事は合理性だけで動くわけではないので、「どんな材料があれば上司を説得しやすいのか」といったことも考えながら、クライアントに寄り添うことを意識しています。

入社後に学んだことは?

研修の過程で苦労したのは数学です。経済学部出身ですが、もともと数学が得意なわけではなかったので、高校数学の範囲も含めて必要な部分を勉強し直しました。たとえば、データサイエンティストの業務の中では三角関数の知識が必要となることも。高校時代は深く考えずに公式を丸覚えしていましたが、今回は具体的な活用シーンをイメージしながら理解していきました。

ちなみに会社のスタイルとしては、勉強すべき内容を手取り足取り示すわけではなく、指示はあえて少なくしています。「このシステムのロジックを理解すること」といった大きな課題を受け、どうやら三角関数のロジックが関係していそうだと思えば、自分で参考書を読んだり動画を見たりして学びます。

目的を共有して手段は自分で考える。このプロセスが、仕事を進める上ではとても重要なんですよね。実際に仕事で携わるのは未知の領域が多いので、自分で調べる訓練を積めたことは大きな資産となりました。今でもAIについて詳しく調べてインプットしていく大変さと向き合っていますが、エスタイルには自分よりも詳しい知識を持った人が多いので、刺激を受けながら学び続けています。

今後の目標は?

エスタイルのデータサイエンティストは人によって職種の定義も強みも違うように感じています。私自身が目指すデータサイエンティスト像は、「専門家と実務家をつなぐ役割」を果たせる人。私は研究肌の人間ではないので、サイエンスやエンジニアリングの第一線で勝負することはできないと自覚して入社しました。それでも、自分の学びとインプット次第で、社内の第一人者と会話しながらAIの仕組みを理解することはできます。そんな自分だからこそ、ほとんど知識がないクライアントの現場担当者の方々へも、分かりやすくかみ砕いて伝えられる翻訳者のような存在になりたいんです。

専門家がいるだけではビジネスが前に進まないし、実務家がいるだけでは最新技術の可能性を追求していくことができません。研究領域のことも、クライアントのビジネスのことも理解できる存在であること。それこそが、自分にしか発揮できない価値につながっていくのだと思っています。そう考えると、異分野だった前職での経験も何一つ無駄にはなっていないんですよね。これからも、自分の意志でキャリアを築いていくつもりです。

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カウンタースペース

この場所で、スタンディングで仕事をすることもあります。エンジニアの中には高さを変えられるデスクを使っている人も多く、真似をしてスタンディングで仕事をしてみたところ、想像以上に集中できて驚きました。オフィスの中に自由に使える余白があるのはありがたいですね。

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