メンバーインタビュー
1Member Interview「やってみたいこと」が増える。そのためのスキルも身につく。
Profile
- C.Kobayashi
- 大学時代に情報系学部でプログラミングを学び、卒業後は幼少期からの夢をかなえるために花卉業界へ就職。2020年、データサイエンス事業部の第1号社員としてエスタイルに入社。現在はアパレル企業のプロジェクトと並行して、新たに入社したメンバーをサポートする役割も兼任している。
- エスタイルに入社した理由は?
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前職は今とはまったく違う花卉(かき)業界で働いていました。スーパーの生花部門などへ営業したり、花の加工工程を手伝ったり。小さなころからお花屋さんになるのが夢だった私にとって、それは大きなやりがいを感じられる仕事だったんです。一方で花の業界はIT化が進んでいないという課題も実感していました。感覚値と経験に頼って花を発注するため、在庫ロスになってしまうこともしばしば。データを活用して業務改善できれば、花の魅力をもっと多くの人に届けられるはずだと思うようになっていきました。「花に関わる仕事は続けたいけど、一度はITの現場で学んでみるべきかもしれない……」。
そう考えて転職活動を始め、「データ分析×未経験採用」で見つけたのがエスタイル。会社は新たにデータサイエンス事業部を立ち上げるタイミングで、データサイエンティスト第1号として学びながら実践できる環境に魅力を感じました。最終的な入社の決め手はチームワークを重視する風土があること。1つのプロジェクトに2人をアサインし、コミュニケーションを重ねながら進めていくスタンスに安心感を覚えましたね。
- 現在の仕事内容は?
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私は今、2021年に新しくスタートしたアパレルブランドの需要予測を担当しています。アパレル業界と花卉業界の課題は似ていて、アパレルでも商品の在庫過多が長らく問題視されてきました。私はこの問題を解決すべく、商品の需要予測と適切な発注数をデータで割り出し、それらの情報を店舗で働く人が活用しやすいようにするUI開発に取り組んでいます。
とはいえアパレルの需要予測は本当に難しいもの。毎年のトレンドに加えて気候などの要素を加味し、さらには働き方の変化などターゲットユーザーのライフスタイルも追いかけていく必要があります。具体的には、アイテム種別や色などの「商品特性」、気候などの「環境特性」、発売日からの期間で変わる「商品鮮度」、実店舗かECかといった「販売チャネル」、セールなどの「施策情報」をデータとして集め、一つひとつの商品を個別に分析。昨年までの実績と経験だけでは判断しきれないからこそ、データ活用の大きな可能性がある分野なんですよね。まだまだ挑戦段階ではありますが、この仕事で得た経験は、将来的に花卉業界にも還元できるはずだと感じています。
- やりがいを感じる瞬間は?
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まず、現在のプロジェクトへのアサインが決まったときに大きなやりがいを感じました。まったくの偶然ですが、私が日頃から大好きなブランドの会社のプロジェクトだったんです。「まさかここに関われるなんて」とうれしく思ったのを覚えています。もう1つは、店舗で働く人たちが活用しやすいようにUIを工夫し、感謝されたこと。マーチャンダイザーの方々は日頃Excelを多用しているため、その環境で活用しやすいVBAというコードを一から勉強して開発しました。結果、「データ集計がとても楽になった」という声を寄せていただけるようになり、クライアントの現状を理解して対応していくことの大切さを学べた気がします。
現場目線で仕事ができるのは、私自身の前職がサービス業であり、店頭での花の販売などを経験していることが大きいのかもしれません。エンドユーザーとのやり取りを拝見するために実店舗へお邪魔した際には、現場の販売職ならではの悩みに共感して話が盛り上がったこともありました。こんなふうに、一人ひとりの経験がアサイン先で生かされるのもエスタイルの特徴だと思います。
- 今後の目標は?
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エスタイルでデータサイエンティストとしての経験を積み、いずれはまた花の業界に戻りたいと思っています。面接や入社の時点からその意志を伝えていて、会社も理解してくれているのでとてもありがたいです。
一方では、自分自身のキャリアに新たな可能性も感じるようになりました。私は今、入社から間もないメンバーやプロジェクトへのアサインから間もないメンバーをサポートする「オンボーディング」と「メンバーサクセス」の2つのリーダーも任されています。オンボーディングでは入社3カ月目ころまでの不安と向き合い、メンバーサクセスでは一人ひとりにどんな強みや可能性があるのかを考える日々。こうした仕事を通じて、メンバーと向き合う能力やヒアリング能力を会社から評価してもらえるようになったんです。
人事や人材開発の分野では昨今、データ活用に基づいたピープル・アナリティクスが注目されており、私自身もこの分野への興味がふくらみつつあります。将来やってみたいことが増え、それを実現するためのスキルも身についていく。この環境を最大限に生かして、自分の将来を自由に考えていきたいですね。
My Favorite
ミーティングルームから見る景色
プロジェクトやオンボーディング、メンバーサクセスなど、いろいろな仕事を並行して進めていると、「落ち着いて頭の中を冷静に整理したいなぁ」と感じることも。そんなときにリセットできるのがこの場所です。他のメンバーが悩んでいるときには、ここでじっくり話をすることもあります。