現在コンサル業務をしている方の中には、やりたいことやスキルアップのために転職を考えている方もいるのではないでしょうか。
コンサルタント出身者は、戦略的な思考力やビジネスマナー、プレゼンテーションスキルが高い傾向があるため、転職を成功させやすいと言えます。
この記事では、コンサルから転職する際の注意点と、成功するためのポイントを紹介します。
コンサルから転職するためのポイント
コンサルとひとくちに言っても、業務内容や求められるスキルは多岐に渡ります。
そのため、コンサルとしての経験を活かして興味ある分野に転職したいと考えている方も少なくありません。
コンサルから転職するためには、重要な2つのポイントを押さえる必要があります。
①できるだけ若いうちに転職をする
転職にはリスクがつきものです。キャリアアップや自己実現を目指して転職をしたとしても、全てが成功に繋がるわけではありません。
しかし、若いうちに転職することで将来につながるスキルや経験を積むことができます。
また、新しいことにチャレンジするエネルギーがあるため、自分自身の可能性を広げることができます。
できるだけ若いうちに転職をすることで、経験や知識の視野が広がり自己成長に繋がることから、すぐに行動に移すのがポイントです。
②スキルが活かせる職をピックアップする
転職で採用率を上げるためにも、現状のスキルが活かせる職を目指すのがおすすめです。
自分が自信にしているスキルが、目指したい業種にどう貢献できるかを自己分析を繰り返しながら転職活動を進めることも重要なポイントになります。
スキルを活かせる職に就くには、自分自身のスキルを理解することが大切です。
自分に合ったポジションを正確に選ぶことで、スキルを最大限に活かすことができます。
まずは、履歴書や面接で伝えられるアピールポイントを考え、自己PRをしっかりできるように準備しましょう。
コンサルの経験が活かせる転職先7選
ここからは、コンサルの経験が活かせる転職先を7選ご紹介します。
ぜひ今のスキルを活かしながら、コンサルから転職を考えている方は参考にしてみてください。
①ビジネスプランニングアナリスト
ビジネスプランニングアナリストとは、企業の将来のビジネスプランを立案し、ビジネスの成功に向けたアドバイスを行う職種です。
ビジネスプランの作成や財務分析、市場調査や戦略立案、ビジネスモデルの開発や資金調達など幅広い業務を担当します。
ビジネスプランニングアナリストとコンサルタントの共通点は、どちらも企業の問題解決や改善策を提案することを専門としていることです。
クライアントの問題解決の成功体験がある方は、転職を有利に進めることができるでしょう。
②プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーとは、企画・設計から開発・納品までの一連の流れを統括し、スケジュールや予算を管理しながらプロジェクトを進めていく職種です。
プロジェクトマネージャーは様々な業界や分野で必要とされるので、多くのプロジェクトの成功に大きく貢献することができます。
プロジェクトマネージャーとコンサルタントの共通点は、クライアントのニーズを理解しながら問題を解決していくことです。
どちらも、優れたコミュニケーションスキルが必要とされるので、コミュニケーションを得意とする方に向いています。
③コーポレート・ディベロップメント
コーポレート・ディベロップメントとは、企業が経営資源をどのように活用し、事業を成長・発展させるかを計画・実行していく職種です。
具体的には、M&Aや戦略的な提携、新規事業の立ち上げや既存事業の改革、投資・資金調達などを担当します。
企業の成長戦略に深く関わる仕事のため、やりがいを感じる仕事でもあります。
コーポレート・ディベロップメントもコンサルタントも、企業の成長をサポートし、戦略を提案していきます。スタートアップ企業を支援したい方におすすめです。
④ビジネスアナリスト
ビジネスアナリストとは、ビジネスの問題解決においてデータを分析し、改善策を提案する職種です。
具体的には、クライアントや市場動向などのデータを分析し、ビジネスにおける課題を洗い出し、改善策を提案する業務になります。
コンサルタントと業務内容が似ており、ビジネスアナリストもクライアントのニーズに合わせた戦略の提案を行なっていきます。
また、ビジネスの現状分析やデータ分析を行い問題点を特定することもコンサルタントと共通しています。
即戦力として活躍したい方には、向いているでしょう。
⑤エグゼクティブ・アシスタント
エグゼクティブ・アシスタントは、高い能力を持つ秘書のことを指します。
主に、経営者や役員のサポートを行うことが多く、会議のスケジュール調整や出張手配、書類の整理などを担当する業務になります。
また、社内外の取引先とのコミュニケーションも行い、企業の顔としての役割も果たさなければなりません。
経営者や役員と密にやり取りをすることから、コミュニケーション能力や時間管理や企画力、情報収集力に優れている方が向いていると言えます。
また、コンサルタントと同じく、エグゼクティブ・アシスタントもマルチタスクをこなす能力が必要とされます。
複数のプロジェクトを同時に進めることが得意だった方は、活躍できるでしょう。
⑥教育・研修コンサルタント
教育・研修コンサルタントは、企業や教育機関に対して、研修や教育の改善提案を行う職種です。
現状の教育環境の課題を把握し、その解決策や改善策を提案してきます。
また、研修プログラムの企画や評価、教材の作成なども行います。
企業や組織の従業員の能力開発など教育に特化した業務のため、人材育成に関する知識やスキルが求められます。
どちらも共通して言えるのは、クライアントのニーズを理解し、効果的な提案を行えるかどうかです。
そのため、問題解決能力やコミュニケーション能力が高い方に向いている職種になります。
⑦スタートアップ企業の経営者
スタートアップ企業の経営者は、新しい事業や製品の開発・提供を目指して事業を開始していきます。
所謂、独立のような形になりますね。
自社の経営に直接関わるため、より一層企業のビジョンや戦略を考え、ビジネスモデルを構築し事業計画を策定する必要があります。
また、チームの組成やマネジメント、資金調達、マーケティング戦略の策定など、今まで以上に多岐にわたる業務を担当しなければいけません。
コンサル業務において、新しいアイデアを持ち、リスクを冒してでもイノベーションに取り組んだ経験がある方は有利になるでしょう。
また、何よりも熱意を持って仕事に取り組むことができるのも大切です。
コンサルから転職する際の注意点
コンサルから転職する際の注意点としては、2つあります。
1つ目は、自分のスキルや適性を正しく把握することです。先ほど紹介した相性の良い職種を見ても分かるように、求められるスキルや性格が全く異なります。
そのため、転職先で求められるスキルや経験についても調べ、自分自身がそのポジションに向いているかを確認することが大切です。
2つ目は、コンサル出身者に求めるスキルが高く、ハードルが高いということです。
業界によっては採用枠が少なく、求めているスキルの難易度が高いことも少なくありません。
また、未経験者を採用しない会社も多いため、募集要項によっては選考に落ちる可能性も高いです。
そのため、ステップアップのための転職であれば長期化するリスクも考えられます。
コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力などの強みをアピールし、自己ブランディングをしっかりと行い転職活動に挑みましょう。
エスタイルでもコンサルの経験が活かせる！
当メディアを運営しているエスタイルでは、コンサルの業務を活かしたAI業務を募集しています！
今回紹介する3つのポジションはコンサル業務も関わってくるため、AIの知識を付ければ活躍できる可能性が高いと言えます。
未経験採用を積極的に行っているので、AIの世界に触れたことがないという方もぜひご応募ください！
では、どのような職種があるのかを見ていきしょう。もし興味がある職種があれば、ぜひ関連記事をチェックしてみてくださいね。
①データサイエンティスト
データサイエンティストは、大量に蓄積したAIデータを分析・解析し、クライアントに課題の把握〜解決の提案を行う職種です。
プログラミングなどの技術を使い、データを分析できるエンジニアとしての能力はもちろんのこと、統計屋としての能力やビジネスマンとしての能力も必要な職種になります。
そのため、マルチタスクが得意な方に向いている職種と言えます。
近年、AIデータを導入する企業が増えていることから、データサイエンティストの需要も比例して増加傾向にあります。
そのため、将来性もありながらも満足のいく年収がもらえる方も多いです。
データサイエンティストの仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。
データサイエンティストになるための資格は、以下の記事で詳しく解説しています。
逆に、データサイエンティストに向いていないタイプについては、以下の記事で詳しく解説しています。
②BIエンジニア
BIエンジニアは、BIツールと呼ばれるデータ分析ツールやプログラミング技術を用いて、ビジネスにおける課題解決のためにデータを活用します。
BIエンジニアは、クライアントのニーズを把握し、数学や統計学などのデータの分析や可視化によって問題解決に向けた提案を行います。
また、データの品質管理やデータベースの設計・構築など、システムエンジニアとしてのスキルが必要とされます。
ただし、クライアントのビジネスにおける課題解決を目的とするため、単に技術を駆使するだけでなく、ビジネス感覚やコミュニケーション能力も重要とされています。
クライアントの要望を理解し、それに基づいて適切なアドバイスや戦略を提案することが重要になります。
BIエンジニアの仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。
BIエンジニアの仕事がつまらないと感じるタイプについては、以下の記事で詳しく解説しています。
③LLMエンジニア
LLMエンジニアとは、音声認識技術や生成AIなどを活用し、AIチャットの開発や性能向上を目指す職業です。
具体的には、音声入力をテキストに変換して適切な回答が可能なシステムの設計や、テキストで質問した内容に対して適切な文章が返ってくるようにプロンプトする業務をおこないます。
生成AIの活用が企業で増えており、将来性も期待できるため、転職にもおすすめのポジションです。
エスタイルでは未経験からのAIエンジニアを募集！
この記事では、コンサルから転職するためのポイントや向いている業種を紹介しました。
エスタイルでは、先ほど紹介したAIを使った3つの業務の採用募集をしています！
未経験採用を積極的に行なっており、エスタイルのメンバーの9割以上は業界・職種未経験です。
入社後は、導入研修を行っているので、一からAI・データサイエンス人材として必要なスキルを習得できます。
コンサルタント業の知識や経験を活かしながら、AIを通して社会貢献をしたい方は、ぜひ私たちと一緒に働きませんか？
皆さまからのご応募お待ちしております！
▼エスタイルの業務や環境が知りたい人はこちらも参考にしてみてください！
