プロンプトエンジニアは、音声認識技術や生成AIなどを活用し、AIの精度を上げていき、適切な回答を設計・開発する仕事内容です。
最新のAI技術に携われる仕事で、近年注目されていることから、将来目指したいという方も多いでしょう。
この記事では、プロンプトエンジニアになるためにおすすめの資格をご紹介します。ぜひ独学の参考にしてみてください。
プロンプトエンジニアの仕事内容
プロンプトエンジニアの仕事内容は、音声認識技術や生成AIなどを活用し、AIチャットの開発や性能向上を目指す職業です。
プロンプトは、コンピューターやシステムからの入力を促すメッセージや指示のことで、プロンプト(指示)によってAIの精度を上げていき、適切な回答を設計・開発するといった業務があります。
例えば、当メディアを運営するエスタイルであれば、以下のような業務があります。
- 大規模言語モデルの技術調査やAIチャットの開発、性能向上
- 大規模言語モデルにおけるプロンプトエンジニアリング
- 顧客ニーズに合わせた効果的なプロンプト設定・最適化
- ビジネスニーズに基づいたPoCの計画・実行・評価
- LLMモデルの運用に関わる問題の特定と解決策の提案・最適化
- データクレンジング(加工)
- クラウドを活用した環境構築
クライアントワークが中心で、主にクライアントの問題解決や提案、AIツールの導入の手助けをしています。
プロンプトエンジニアに資格は必要?
プロンプトエンジニアは特定の資格を持っていないとなれないわけではありません。
しかし、未経験からプロンプトエンジニアを目指すためには、事前に知識を身に付けておくとその後の業務を進めやすくなるためおすすめです。
特に、自然言語処理や機械学習、プログラミングなどの技術スキルや知識を習得しておくと、プロンプトエンジニアへの業務理解を深められるため、独学で学習するには有効な方法といえるでしょう。
プロンプトエンジニアにおすすめの資格7選
では、ここからはプロンプトエンジニアにおすすめの資格をご紹介します。
未経験からプロンプトエンジニアになりたい方は、ぜひご参考ください。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、ITに関する基礎的な知識や技能取得を証明する資格のことです。
プロンプトエンジニアだけではなく、ITに関わる初心者の登竜門とも呼ばれる資格になっています。IT業界未経験の方は業界を知る上でも有効的です。
基本情報技術者試験は、基礎数学やPythonやC#などのプログラミング言語の実装はもちろん、経営戦略や事業戦略なども試験範囲になります。
よって、自然言語処理のスキルやプログラミングスキルを求められるプロンプトエンジニアを目指すのにおすすめです。
応用情報処理技術者試験
応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の内容を応用した試験です。
基本情報技術者試験を受験し、合格した後に受験できるため、まずは基本情報技術者試験の合格を目指しましょう。
基本情報技術者試験よりも高度な知識や技術を持つ情報処理技術者としての能力を評価するためのもので、IT分野における高度な知識を持っている証明になります。
主に、システム設計やプログラムの開発、データベースの設計や運用、ネットワークの構築など、実務における高度なスキルや知識が求められる分野について出題されるため、プロンプトエンジニアとして活躍の場を広げたい方は注目といえるでしょう。
G検定
G検定は、日本ディープラーニング協会が運営する資格です。
データを活用して問題を解決するために、必要な知識やスキルを持つことを証明することができます。ビジネスや経営、マーケティング、データサイエンスなどの分野で活躍するための基礎的な能力を身につけられるでしょう。
エンジニアとしてのスキルだけではなく、ビジネススキルやプレゼンテーション能力が求められるプロンプトエンジニアにおすすめの資格です。
E資格
E資格は、G検定と同じく日本ディープラーニング協会が運営する資格です。
プログラミング言語やソフトウェア開発、システム設計など、エンジニアとして必要なスキルや知識を証明できます。
機械学習エンジニアの基本的な知識やスキルを身に付けられるので、プロンプトエンジニアだけではなく、将来的にAIエンジニアとして活躍を目指している方にもおすすめです。
TOEIC
TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)は、英語能力を測定するためのテストです。
ビジネスシーンでの英語コミュニケーション能力を証明できるテストで、企業や大学などでの入学や採用時に英語力を証明するために受ける方が多いでしょう。
TOEICテストはリスニングとリーディングの2つのセクションから構成され、日常生活やビジネス環境で使用される英語表現や文法、語彙力などが問われます。
近年では、英語で書かれた技術文書や論文を読み取ったり、英語での会議やプレゼンテーションに参加したりとプロンプトエンジニアの英語力が求められることが多いです。
よって、英語力を証明するためにもTOEICの受験は有効的といえるでしょう。
Python3 エンジニア認定基礎試験
Python3 エンジニア認定基礎試験は、Pythonプログラミング言語の基礎知識やスキルを測るための試験です。
Python3 エンジニア認定基礎試験では、Pythonの基本的な構文やデータ型、制御構造などに関する知識や、プログラムの作成能力が問われます。
Pythonは、汎用性の高いプログラミング言語であり、Web開発やデータ分析、機械学習など幅広い分野で使われています。
プロンプトエンジニアの業務でよく使われる言語のため、取得しておくとよいでしょう。
Python3 エンジニア認定実践試験
Python3 エンジニア認定実践試験は、Pythonプログラミング言語のより実践的なスキルを測るための試験です。
この試験では、Pythonを使用して実際の問題を解決する能力や、実際のプロジェクトでの経験が求められます。
例えば、与えられた課題や問題をPythonを使って解決し、そのコードを提出するといった試験内容です。データ処理やWebアプリケーション開発、自然言語処理や機械学習など、幅広い分野から出題されるため、より難易度が高くなるでしょう。
未経験でも、この試験に認定されると実践的な開発能力を証明できるため、プロンプトエンジニアを目指す方にとって注目です。
画像処理エンジニア検定
画像処理エンジニア検定は、画像処理技術の知識や開発、設計に必要な知識を取得することができます。
画像処理の基礎知識やアルゴリズム、プログラミング能力の向上が期待できるため、画像からプロンプトをする業務への知見を深められるでしょう。
画像処理技術に関する高い理解と能力を証明することができるため、未経験からプロンプトエンジニアを目指す方におすすめの検定です。
未経験からプロンプトエンジニアになるには資格は有利?
未経験からプロンプトエンジニアになる際に資格は有利に働きます。
しかし、資格の取得は必須ではないため、あくまで応募者のスキルや知識を客観的に評価する手段の一つです。
特に未経験者にとっては、学習した内容を証明するためのツールとして役立つため、資格を取得しておいて損はないでしょう。
AI技術やプログラミングの基礎知識を持っていると、就職後の研修や学習も理解しやすく、プロンプトエンジニアとして活躍しやすい環境を整えることができます。
実績になる取り組みで有利になることも
資格だけではなく、実績になる取り組みは、未経験からプロンプトエンジニアを目指すために有利になるでしょう。
例えば、自身でAI関連の個人プロジェクトを立ち上げ、実際に問題解決に取り組んだり、KaggleなどのデータサイエンスやAI関連のコンテストに参加し、優秀な成績を残したりといった実績を作ることが重要です。
ただ自己学習して資格を取得するだけではなく、その後にスキル向上を証明することで、よりプロンプトエンジニアへの意欲をアピールできます。
また、コミュニティや業界とのつながりが築けるため、その後の就職に有利になる可能性もあるため、資格を取得したら積極的に実績を作るとよいでしょう。
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