AI(人工知能)とITの違いは?基本的な用語を分かりやすく解説

AI(人工知能)とITの違いは?基本的な用語を分かりやすく解説

最近、AIという言葉を耳にする機会が日常でも増えてきましたが、ITとの違いがよく分からないという方も少なくありません。

この記事では、AIとITの違いを解説いたします。

今後、ますます重要性が高まるAIとITの関係性。ぜひ、この機会に違いや基本的な用語を学習しましょう!

目次

ITとAIの大きな違いは仕組み

ITとAIは共にコンピュータ技術に関する用語ですが、大きな違いは仕組みにあります。

ITは、コンピューターシステムの設計や運用に関する技術であり、主にコンピューターシステムやネットワークの構築に使用されます。

一方、AIは人工知能の技術であり、人間のような学習や判断を可能にします。

最近では、自動運転や音声認識、画像認識、医療診断などさまざまな分野で利用され、今後ますます重要性が高まっています。

では、順番に詳しく見ていきましょう。

ITとは情報技術のこと

ITとは、情報技術のことを指します。

コンピュータや通信技術を活用した情報処理に関する技術が特徴です。

具体的には、コンピューターシステムやネットワークの構築・運用やソフトウェア開発、データベースの構築・管理、セキュリティ対策などが含まれます。

IT技術は、インターネットやスマートフォンなどの普及に大きく貢献しており、私たちの生活に欠かせない存在となっています。

今後も、IT技術の進化によって、より高度で効率的な情報処理が可能になるでしょう。

AIとは人工知能のこと

AIとは、人工知能のことを指します。

人間の知能や知識をコンピュータ上に再現し、人間に代わって判断や推論、学習などの処理を行う技術が特徴です。
具体的には、自動運転や画像認識、音声認識、医療や教育などの分野などに使われています。

近年では、一般企業でも近年AIを活用して、生産性の向上や業務の効率化を推進する取り組みが積極的に行われております。

そのため、ますますAIを取り扱える人材の需要が高まることが予測されます。

AIについての基本的な知識は、以下の記事で詳しく解説しています。

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ITとAIが使われる場面は?

では、ITとAIはどのような場面で使われるのでしょうか。

ITが使われる例とAIが使われる例を順番に見ていきましょう。

ITが使われる例

ITは様々な分野で使われており、主に医療や交通、学業など生活において欠かせないものとなっています。

例えば、Suicaなどの交通系ICや電子マネーはITが利用されています。わざわざ目的地までの交通費を調べて切符を購入しなくても、自動的に出発地点から目的地まで計算して引き落としてくれます。

また、最近増えているオンライン診察もITが活躍しています。遠方や身体が不自由な方でもビデオ機能や通話を使って診察をすることができるため多くの場面で使われるようになりました。

AIが使われる例

AIが使われるシーンでは、IT技術も使っており、IT技術を発展させてAIの技術を使っています。

例えば、農業では規格外の農作物をAIで仕分けたり、虫のついている農作物をAIで判断して農薬を撒いたりと、AIが活躍するシーンが増えています。

今までも、収穫作業や運搬作業など負担がかかる作業にロボットを導入する取り組みが増えてきましたが、今後はAIによってより人間のような働きが可能になることが予想されます。

もっと身近な例だと、自動運転もAIを使った技術になります。目の前の車を感知してブレーキを踏む自動ブレーキ機能は既にAI技術として取り入れられています。

今後は、完全自動運転の車を実現するために公道テストなども行われています。

世界的に見ても、よりITとAIの技術が進化していくことは間違いないでしょう。

ITエンジニアとAIエンジニアの違い

ITエンジニアとAIエンジニアは、それぞれ異なる分野で活躍するエンジニアです。

ここからは、ITエンジニアとAIエンジニアの違いについて見ていきましょう。

ITエンジニア

ITエンジニアは、コンピューターシステムや情報システムの設計や開発、運用を行なっていきます。

ほかにも、データの管理やシステムの保守、改善を行いシステムの正常な動作を維持する業務もあります。

一般的には、バックエンドエンジニアやフロントエンドエンジニア、アプリケーションエンジニアを指すことが多いです。

しかし、幅広い業種が「ITエンジニア」という分野で括られることも多く、コンピューターを使ったエンジニア業務全般をITエンジニアと呼ぶケースもあります。

AIエンジニア

AIエンジニアは、人工知能の開発に携わります。データの前処理や機械学習モデルの設計、最適化を行い、高度な判断や予測をするためのAIを開発することが主な役割です。

そのため、AIエンジニアに求められるスキルは多岐に渡り、機械学習の技術に加え、統計学や数学、プログラミング言語などの知識も必要になります。

ほかにも、AIを使ったデータ解析を活用して、企業の売り上げ予測を立てたり、商品の適切な仕入れ数を算出するなどビジネス面でも役立っています。

AIエンジニアは、データサイエンティストや機械学習エンジニアなどの総称をAIエンジニアと呼ぶことが多く、AIデータを元に分析や解析を行い、クライアントに最適な案を提案する業務になります。

IT・AIエンジニアの職種について

ここまで、ITとAIの違いを見ていきましたが、どちらも細かく見ていくと相当数の仕事があり、細かく分けられています。

そもそも、コンピュータや通信技術を活用してAIを開発していくことから、AIエンジニアもITエンジニアとして含まれている場合もあります。

ですので、ひとくちに「AIエンジニアになりたい」と思っても、様々な職種があるためどれが一番自分に合っているのかを見極める必要があります。

ITエンジニアの種類

ITエンジニアと呼ばれる業種は、一般的にバックエンドエンジニアやフロントエンドエンジニア、アプリケーションエンジニアを指します。

ほかにも、プログラマーやシステムエンジニア、ネットワークエンジニア、データベースエンジニア、セキュリティエンジニア、クラウドエンジニアなど、ITエンジニアと呼ばれる職種は様々です。

AIエンジニアの種類

AIエンジニアと呼ばれる業種には、データサイエンティストや機械学習エンジニア、データアナリストなどがあります。

AIエンジニアは、機械学習モデルの開発や精度向上、データの前処理、システムの設計などAI技術に特化した業務を中心に行う職種があります。

一方で、新しいサービスの提案や経営のサポート、既存ビジネスの改善など、AIを使って分析したデータからクライアントに提案を行うクライアントワークを中心に行う職種もあります。

AIエンジニアには、プログラミングスキルやデータ分析能力だけでなく、コミュニケーション能力などが求められるのも特徴の一つです。

AIエンジニア全体についての知識や必要な資格は、以下の記事で詳しく解説しています。

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【合わせて覚えておきたい】ITとICT・IoTの違い

ITとAIの違いのほかに、合わせて覚えておきたいのが「IT」と「ICT」「IoT」の違いです。

IT、ICT、IoTは、それぞれ異なる意味を持つ用語になります。。

ITは情報技術全般を指すのに対し、ICTは情報通信技術の略でネットワークや通信技術を意味する用語になります。

一方でIoTはインターネットに接続された機器やセンサーなどが情報を収集し、相互に通信することで、人々の生活を支援する仕組みのことを指します。

この3つの分野は相互に関連性があるため、ぜひ合わせて覚えておきましょう。

ここからは、ICTとIoTについてもっと詳しく見ていきましょう。

ICTとは情報通信技術のこと

ICTとは、Information and Communication Technologyの略称で、「情報処理技術」と「通信技術」を組み合わせた「情報通信技術」を意味します。

ICTを用いることで、より効率的に情報を扱い、情報の共有や伝達を円滑に行うことができます。

ICTは、コンピューターやスマートフォンなどの端末機器、ネットワーク、ソフトウェア、セキュリティー技術などが含まれます。

現代社会では、ICTの発展によって様々なサービスや産業が生まれ、私たちの生活に欠かせない存在となっています。

IoTとはインターネットの経由でモノが通信を行なうこと

IoTは、モノがインターネットに接続されていることによって、様々なデータを収集し、利用していく技術のことです。

あまりピンとこない方も多いと思いますが、具体的には家電や車などをインターネットに接続して遠隔操作や自動制御を行なうのもIoTです。

インターネット経由でモノが通信を行うことによって、モノに関連するデータが蓄積されていき、そのデータがAI開発に役立っています。

具体的に、IoTの活用で世の中にAIが浸透している例としては、外出先から操作したり、自宅の中で音声で操作したりできるスマートホームが挙げられます。

外出先でテレビの録画をしたり、帰宅と同時にお風呂を沸かしてくれたりと私たちの生活をより便利で快適にしてくれます。

IoTを活用することで、よりスマートな都市や生活が実現され、様々な業界での効率化や新しいサービスの提供が期待されています。

AIによってIT業界の発展が期待されている

ITやAI、ICTやIoTといった用語が出てきましたが、どれも切っても切り離せない関係だということが分かったと思います。

ITなくしてはAIの発展は不可能です。逆に、AIによってIT業界が発展していくことが期待されます。

AIは、データ解析や自動化など様々な業務に利用できることから、AIを活用することで、業務の効率化や生産性の向上が図られています。

例えば、AIを使って部品や食品の不良品の検査や、自動運転技術の開発などが行われています。

AIの技術が今後ますます進化することで、IT業界は一層発展していくことが期待されています。

IT業界でAIの需要が高まっている

IT業界ではAI技術の導入が進んでおり、自動化やデータ解析による業務改善が期待されています。

そのため、AIの需要は今後も高まる見込みであり、それに対応するAIを取り扱える人材の需要も増えると予想されています。

そのため、AI業界に転職することで、今後どの分野でも活躍が見込めると言えるでしょう。

今後AIがもたらすIT業界への影響は?

AI技術が進歩することにより、更にIT業界の発展が期待できると言われています。

ITの技術なくしてはAIが進歩することはありません。今後は、IT技術でAIを使ったり管理する仕事が増えると予想されています。

IT業界でAIに関わる仕事が増え、IT業界は新しい仕事のポジションが作られるでしょう。

新しいポジションで活躍するためには、新しいスキルを身に付ける必要も出てきます。

AI化とIT化はどちらを先に進めるべき?

今後の時代の流れに合わせて、AI化やIT化を進めていきたいと考えている方も少なくないのではないでしょうか。

どちらを先に進めるか迷ってしまうかもしれませんが、結論から言うと必ずIT化が先になります。

まずはIT技術を使ったサービスや仕組みを取り入れて、より組織全体を便利にしていくための変化や流れが大切になります。

IT化からAI化を目指すのではなく、まずはDX化を目指す方向がよいでしょう。

AI化が必要な企業

近年の取り組みを見ても、早かれ遅かれ全企業がAI化するのは間違いありません。

しかし、いきなりAI化をするといっても難しく、まずはDX化が進んでいて十分なデータを持っている企業がAI化を目指すのがよいでしょう。

また、労働力不足や生産性の向上を目指す企業もAI化を目指すことで解消する可能性があります。単純なAIであれば扱いやすく、技術力も必要としないため、身近に取り入れやすくなるでしょう。

IT化が必要な企業

一方で、IT化をまだまだ進められていないという企業も多くあります。体制が古かったり、費用やリソースの面で踏み切れなかったりとIT化が大変なケースもあるでしょう。

しかし、人手不足や労働面などの業務上の課題点がある場合は、IT化を進めることによって課題点を解消できる可能性があります。

まずは、チャットツールなど身近な業務からIT化を進めてはいかがでしょうか。

AIを使った仕事で活躍するならエスタイルへ!

AIを使った仕事は今後も増え、需要が高まる職種です。

エスタイルでは、AIエンジニアの未経験採用を積極的に行なっています!

エスタイルのメンバーは、9割以上は業界・職種未経験なので、ほとんどの人が未経験からのスタートになります。

しかし、どのメンバーもクライアントの課題解決に貢献しており、活躍の場を広げています。

もちろん、入社後は導入研修を行っており、AI・データサイエンス人材として必要なスキルを習得できるのでご安心ください。

ぜひ、エスタイルでAIを使った仕事をやってみませんか?

皆さまからのご応募お待ちしております!

▼エスタイルの業務や環境が知りたい人はこちらも参考にしてみてください!

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